地中から湧出する25℃以上の温水、または19項目(表1)ある物質のいずれかを含有している温水、鉱水および水蒸気、その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)
温泉は昭和23年に制定された温泉法でそのように定義されています。地球内部に発生した水蒸気やガスが、圧力と地温により温熱泉となったのが温泉で、地価循環水や地中に埋もれた動植物が分解して発生する水も混ざっており、複雑な成分が含まれています。
温泉の定義は温泉法(昭和23年法律第125号)の第2条に記されている。温泉の定義で気をつけたいのは、温泉であるためには第2条の別表に掲げた1と2の条件を両方満たす必要はないことである。
温泉となる資格は、温泉法別表に示すように、大きく分けてふたつある。
ひとつは、温泉源から採取されるときの温度が摂氏25℃以上であるか、
他のひとつは別表に掲げる物質を規定以上含むかである。
昔は温泉といえば自噴している熱いお湯のことでしたが、現在では冷たい水でも規定の成分が含まれていれば温泉ですし、地中深くからポンプアップした成分の薄い温水であっても「、25℃以上であれば温泉と認められているわけです。
自然湧出の温泉とポンプアップ型温泉
自然湧出の温泉は、地中のいろいろな成分が溶け込んで湧き出します。掘削の場合でも、その後自噴している温泉には同様のことが言えます。一方、地中深くからポンプアップしている温泉の多くは、いわば熟成される前に無理やり汲み上げるわけですから、泉温は25℃以上あっても成分が薄いのが大半です。ほとんどが単純温泉やアルカリ性単純温泉なのはそのためです。
本来の温泉は、地価断層や地上の亀裂などに沿って湧出します。こうした断層や地質構造を探って効率よく人工的に掘削する今日でも、基本的には渓谷や河畔なといった低所から湧き出やすいので、宿や施設本来の源泉浴槽はその近くに設けられていました。
その後、施設拡充に伴い、ポンプアップや循環湯方式を利用して、見晴らし良い屋上や立派な新館に大浴場を追加するようになりました。ですから湯の良さにこだわるときは前者を選ぶのが望ましいのです。